女性の体は月経を境として周期的に変動している。

その周期は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きによりコントロールされる。

主に基礎体温の変動とおりものの変化をもたらす。

基礎体温とは生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない状態、つまり安静を保った状態での体温を指す。

Ⅰ:月経後

2から3日はおりものはあまりでなくなるが、老廃物を排出する、雑菌の侵入を防ぐといった役割がある。

基礎体温は低温期である。

Ⅱ:卵胞期

卵巣内にて卵胞が卵子へと成熟する時期。

おりものの量は減少する。性質は粘度が低く、白色から茶色である。

この時期からおりものは受精、着床しやすい状態へと変化していく。

卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌により子宮内膜は厚くなる。

基礎体温は低温期である。

Ⅲ:排卵期

卵胞から卵子が排卵される時期。

妊娠しやすい時期である。

精子を受け入れやすくするため卵胞ホルモン(エストロゲン)の働きによっておりものの量は多くなる。

排卵日に近づくとゼリー状の透明な粘度のある状態になる。

弱アルカリ性であり、精子が生存しやすい環境となる。

基礎体温は低温期である。

Ⅳ:排卵後

おりものの量は徐々に減少する。粘度も低くなる。

排卵を境に高温期へと移行する。

Ⅴ:黄体期

排卵後の卵胞が黄体に変化し黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、子宮内膜を厚くすることで受精卵の着床を助ける。

おりものの量は少ない時期となり、粘度も下がる。

月経に近づくにつれ量は少なくなる。

また、黄体ホルモンの働きにより基礎体温は0.3~0.5度上昇し高温期となり、妊娠に適した状態になる。

妊娠すると黄体ホルモンは分泌され続け、基礎体温は高温期を継続する。

Ⅵ:月経

妊娠しないことにより黄体の寿命となり、子宮内膜が剥がれ落ち、月経となる。

黄体がなくなることにより、黄体ホルモンも減るため基礎体温は低温期に移行する。

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