注射

身体の傷や接触によって起こる感染症があります。

水ができるとそこからウイルスや細菌が入り込んで感染したり、何らかのウイルスに感染している人が触れたものに別の人が触れることで感染が広がってしまうことがあります。

傷から感染する病気として、ビブリオ・バルニフィカス感染症があります。病原体は、ビブリオ・バルニフィカスという菌で、海水中に漂っていたり魚や貝類に付着しています。

海水の温度が15度以上になると増えるので暖かい季節に多い感染症です。

貧血で鉄剤を飲んでいる人や糖尿病の人、免疫機能が弱っている人は特に感染しやすく、貝殻で手や足を切って傷口から菌が入ってしまう場合と菌を持っている魚や貝を加熱せずに食べると口から菌が入り込んで感染する場合があります。

感染者との接触によって人から人へ感染したという報告は今のところありませんが、確実な根拠があるわけではないので注意が必要です。

潜伏期間は、数時間~2日くらいで発熱や寒気、激しい皮膚の痛みが出始めて、次第に腫れや血圧低下の症状が出るようになります。

症状は急に出るので、なるべく早めに病院へ行くようにしましょう。

接触によって起こる感染症で代表的なのは、インフルエンザです。

病原体はインフルエンザウイルスで、急に38度以上の高熱と関節痛、頭痛、咳が主な症状です。

インフルエンザウイルスを持っている人がくしゃみや咳をする時に手で口を覆うと手にウイルスが付着します。

その手でドアノブや吊り革に触れ、別の人がそのドアノブや吊り革に触ることでウイルスが拡大します。

そして、手にウイルスが付いたままで口や目に触れることで感染が成立します。

潜伏期間は2,3日で症状が治まるまでは1週間くらいですが、子供や高齢者は症状が重くなりやすいので必ず医師の診察を受けることが大切です。

菌やウイルスが体内に入り込むと必ずしも症状が出て感染するわけではありませんが、傷口や手を介して菌が体内に入ってしまうことは思っている以上に多いです。

感染を少しでも抑える為にも、こまめな手洗いや消毒を心掛けると良いと思います。